1. 必要なパッケージをインストール
まず、NginxとPHPを動かすために必要なパッケージをインストールします。これにはNginx自体、PHPとその拡張機能、データベース用のMySQL(またはMariaDB)などが含まれます。
コマンド:
sudo apt update
sudo apt install nginx php-fpm php-mysql -y
2. Nginxを設定する
インストールが終わったら、NginxにPHPを使うよう設定を加えます。デフォルトの設定ファイルを変更して、PHPファイルを正しく処理できるようにします。
設定ファイルを編集:
sudo nano /etc/nginx/sites-available/default
以下のように設定を変更または追加します。
設定例:
server {
listen 80;
server_name localhost;
root /var/www/html;
index index.php index.html index.htm;
location / {
try_files $uri $uri/ =404;
}
location ~ \.php$ {
include snippets/fastcgi-php.conf;
fastcgi_pass unix:/run/php/php8.2-fpm.sock; # PHPのバージョンに合わせて変更
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
include fastcgi_params;
}
location ~ /\.ht {
deny all;
}
}
3. 必要なディレクトリとファイルを作成
Nginxの設定が完了したら、ウェブサーバーのルートディレクトリにPHPのテストファイルを作成します。
コマンド:
sudo echo "<?php phpinfo();" > /var/www/html/index.php
4. サービスを再起動してテスト
設定を反映するためにNginxを再起動します。また、PHP-FPMも再起動しておきましょう。
コマンド:
sudo systemctl restart nginx
sudo systemctl restart php8.2-fpm # バージョンに合わせて変更
動作確認: ブラウザを開き、サーバーのIPアドレスまたはhttp://localhostにアクセスします。phpinfo()のページが表示されれば成功です。
5. ファイアウォールを設定する(オプション)
Ubuntuでファイアウォール(UFW)を有効にしている場合、Nginxの通信を許可する設定を行います。
コマンド:
sudo ufw allow 'Nginx HTTP'
sudo ufw enable
sudo ufw status
Nginx HTTPプロファイルを許可することで、HTTP通信を許可します。
必要に応じてHTTPS通信(SSL/TLS)も設定できます。
まとめ
以上の5つのステップを完了することで、Ubuntu上でNginxとPHPを組み合わせた基本的なウェブサーバー環境が構築できます。以下が今回のポイントです。
- 必要なパッケージをインストール。
- NginxをPHP対応に設定。
- テスト用PHPファイルを作成。
- サービスを再起動して動作確認。
- 必要に応じてファイアウォールを設定。
この環境をベースに、データベースとの連携やSSL/TLSの設定などを進めていくことで、本格的なウェブアプリケーションを作成できるようになります。

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