「ドクターマーチンを買ったけれど、革の種類が多すぎてどうお手入れすればいいのか分からない…」こんな悩みを抱えたことはありませんか?
ドクターマーチンは、単なるブーツブランドではなく“一生モノに育てられる革靴”として世界中で愛されています。履けば履くほど足になじみ、エイジングで風合いが増すのが魅力ですが、その魅力を最大限に引き出すためには革の種類ごとの特徴とお手入れの仕方を理解しておくことが欠かせません。
たとえば、同じ1460の8ホールブーツでも「スムースレザー」「ヴィンテージレザー」「ナッパレザー」など、革の種類が異なれば光沢感や柔らかさが大きく変わります。さらにパテント(エナメル)やスエードなど特殊な仕上げもあり、お手入れ方法を間違えるとせっかくの風合いを損ねてしまうことも。
この記事では、ドクターマーチンの代表的な革の種類をひとつずつ解説し、さらに革ごとの最適なお手入れ方法を詳しく紹介します。これを知っておけば、ドクターマーチンを5年、10年と長く愛用できるはずです。
「せっかく買ったマーチンをクタクタにしたくない」「一生モノとして育てていきたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
ドクターマーチンの代表的な革の種類
ドクターマーチンは「一口にレザー」といっても実は多様なバリエーションがあります。革の種類によって光沢感や柔らかさ、履き始めの快適さ、経年変化の表情が大きく異なります。ここでは代表的な種類を紹介します。
スムースレザー
最も定番の革で、ドクターマーチンを象徴する素材。やや硬めの質感で履き始めは足が痛いと感じる人もいますが、しっかり履きこむと艶やかな光沢が生まれ、足に馴染んできます。1460や1461など、代表的なモデルに多く採用されています。
ヴィンテージスムースレザー
スムースレザーを少し柔らかく加工したタイプ。履き始めから足当たりが良く、経年変化で自然なシワや風合いが出やすいのが特徴。エイジングを楽しみたい人や、「履き始めの痛みを避けたい」人におすすめです。
ナッパレザー
非常に柔らかい仕上げの革で、履き始めから快適。しなやかで足にすぐ馴染むため、女性や長時間歩く人からも人気があります。光沢は控えめで、カジュアルなコーディネートにも合わせやすいのが魅力。
パテントレザー(エナメル)
表面にエナメル加工を施した、ツヤツヤとした光沢が特徴のレザー。ドレッシーな印象を与え、コーディネートのアクセントに最適。ただし傷や汚れが目立ちやすいため、お手入れには注意が必要です。
ベジタブルタンニンレザー
植物由来のタンニンでなめされた革で、自然な風合いと経年変化の美しさが魅力。使い込むほどに色味が深まり、唯一無二の味わいが出ます。革を“育てる”感覚を味わいたい人にぴったりです。
スエードレザー
毛足のある起毛革で、柔らかく温かみのある質感。秋冬コーデに合わせやすく、カジュアルな雰囲気を演出できます。雨や汚れに弱いため、防水スプレーやブラッシングでのケアが欠かせません。
Hydro(ハイドロ)レザー
撥水性を持たせた特殊加工の革。雨の日でも安心して履けるため、日常使いに向いています。ドクターマーチンの中でも実用性重視のモデルに採用されています。
このように、一口に「マーチンの革」といっても種類はさまざま。それぞれに適したお手入れ方法を知っておくことで、より長くきれいに履き続けられます。
革の種類ごとのお手入れ方法
ドクターマーチンは革の種類ごとに適切なお手入れが異なります。間違ったケアをすると革を傷めたり、本来の風合いを損ねてしまうことも。ここでは代表的な革ごとのケア方法を紹介します。
スムースレザーのお手入れ
定番のスムースレザーは、ツヤ感を保つためにワンダーバルサムなど専用の保革クリームが有効です。
- 使用後は柔らかい布で汚れやホコリを拭き取る。
- 月1回程度、ワンダーバルサムを薄く塗り込み保湿。
- ツヤを出したい場合は無色ワックスやポリッシュで磨く。
履き始めは硬いので、保革クリームで柔らかさを出してから履き慣らすのがおすすめです。
ヴィンテージスムースレザーのお手入れ
ヴィンテージ加工のレザーは、自然なシワや経年変化が魅力。ケアはスムースレザーよりも保湿重視がポイントです。
- 乾燥を防ぐため、クリームは定期的に使用する。
- 光沢を出しすぎないよう、オイル系クリームを控えめに。
経年での色合いや風合い変化を楽しみたい人は、あえて磨きすぎない方が味わいが深まります。
ナッパレザーのお手入れ
柔らかくデリケートなナッパレザーは、刺激の強いワックスは避けましょう。
- 柔らかい布で汚れを拭き取る。
- 月1回程度、レザー用の保湿クリームを薄く塗布。
- シミになりやすいので、防水スプレーを併用すると安心。
ナッパは履き心地が柔らかい分、シワやキズが入りやすいので日常ケアが重要です。
パテントレザー(エナメル)のお手入れ
光沢が魅力のパテントは、一般的なクリームやワックスは使用できません。専用クリーナーが必要です。
- 専用のパテントレザークリーナーで表面を拭き取る。
- 柔らかい布で乾拭きしてツヤを出す。
- キズ防止に定期的に表面保護を行う。
水分や汚れが付くと目立ちやすいので、こまめな拭き取りが長持ちのコツです。
スエードのお手入れ
起毛感のあるスエードは、表面の毛並みを保つことが重要です。
- 履いた後はスエード専用ブラシでブラッシング。
- 防水スプレーをかけて雨や汚れから保護。
- シミがついた場合は専用クリーナーで軽く処理。
水や油に弱いので、雨の日の使用はなるべく避けるのが安心です。
Hydro(ハイドロ)レザーのお手入れ
撥水加工が施されたHydroレザーは、基本的に水に強いですが定期的なケアは必要です。
- 表面の汚れを布で拭き取る。
- 撥水効果を持続させるため、防水スプレーを補強。
アウトドアや雨の日に使う人は、月1回のケアで十分持ちが良くなります。
革の種類ごとに正しいケアをすることで、ドクターマーチンは驚くほど長持ちします。次のパートでは、さらに長く履くための日常習慣と工夫を解説します。
ドクターマーチンを長く履くための習慣と工夫
革の種類ごとのケアに加えて、日常的な習慣を身につけることでドクターマーチンは5年、10年と長く履き続けられます。ここでは長持ちさせるための具体的な工夫を紹介します。
履いた後のケア
- 汚れを落とす:帰宅したら柔らかい布やブラシで表面のホコリを落とす。
- 湿気を逃がす:汗や雨で湿った場合は、風通しの良い場所で陰干しする。
- シューツリーの活用:木製のシューツリーを入れて型崩れと湿気を防ぐ。
これだけで翌日の履き心地が変わり、革の持ちもぐっと良くなります。
保管の工夫
- 直射日光を避ける:強い光は革の退色や乾燥を招くためNG。
- 風通しの良い場所:カビ防止のため、湿気のこもる下駄箱は注意。
- 不織布の袋に入れる:ホコリを防ぎつつ、通気性も確保できる。
特に梅雨時期は、乾燥剤を併用すると安心です。
季節ごとの注意点
- 夏:汗が革にしみこみやすいため、インソールや靴下で吸収し、使用後は必ず乾燥を。
- 冬:雪や雨で濡れやすいため、防水スプレーをこまめに使用。
- 梅雨:湿気によるカビ予防のため、新聞紙を中に詰めて吸湿させる。
10年履ける人に共通する習慣
ドクターマーチンを10年以上愛用している人に共通するのは、次のような習慣です。
- 「履いたら必ず拭く」をルーティン化している。
- シーズンごとにクリームやオイルで保湿を欠かさない。
- ソールがすり減ったら早めに修理やリソールを行う。
- 一足を酷使せず、複数の靴をローテーションして履いている。
このように少しの心がけで、ドクターマーチンは「消耗品」ではなく「育てる革靴」として人生を共に歩んでくれる存在になります。
まとめ|革の種類を知ればドクターマーチンは“一生モノ”になる
ドクターマーチンは、革の種類によって履き心地や見た目、エイジングの楽しみ方が大きく変わります。スムースレザーの艶やかな光沢、ヴィンテージレザーの味わい深い変化、ナッパレザーの柔らかさ、パテントのドレッシーな輝き、スエードの温かみ…。それぞれに個性があり、適切なお手入れ方法を知ることで長く美しく履き続けることができます。
重要なのは革に合ったケアを習慣化すること。履いた後に軽く拭く、定期的にクリームで保湿する、防水スプレーを忘れない――こうした小さな積み重ねが、5年後、10年後の風合いに大きな差を生みます。
「せっかく買ったマーチンを長く愛したい」「自分だけの一足に育てたい」――そんな思いを叶える第一歩が、革の種類を理解することです。ぜひこの記事を参考に、あなたのドクターマーチンを“一生モノの相棒”に育ててください。
参考・出典
- ドクターマーチン公式サイト:https://www.drmartens.com/
- 革靴ケアに関する一般的な専門書・レザーケアメーカー資料
- 利用者レビュー・SNS投稿(編集部調査)


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